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マーケティングリサーチ会社の総合企画センター大阪は、市場調査レポート「プレミックスの市場分析調査」をこのほど発刊した。同資料ではプレミックス市場について分野別および用途別の市場規模、企業別シェア、商品展開状況などを調査分析。さらに主要企業のプレミックス事業の動向についてレポートしている。
2015年度のプレミックス市場は微増となった。分野別でみると業務用が921億円で約7割を占める。家庭用は397億円となっている。
業務用プレミックスは無糖ミックスが加糖ミックスの落ち込みをカバーし、前年を上回った。揚げ物は外食店や中食惣菜におけるニーズが高く、天ぷら粉や唐揚げ粉といったフライ系ミックスの需要は堅調である。同市場は今後も毎年2%前後の成長が見込まれる。背景には外食産業や小売産業で人手不足が深刻化するなか、調理オペレーションの簡略化を図るためプレミックスを活用する動きが拡大していることがある。
一方、家庭用プレミックスは時短・簡便調理ニーズの高まりや少子高齢化などが影響し、減少傾向にある。しかし、実質所得が伸び悩むなか、消費者の生活防衛意識が高まり、内食機会が増加している。そのため各社は、簡便性を高めた新商品の投入や店頭販促活動、広告展開、消費者キャンペーンを行い、需要喚起を図っている。こうした取り組みが奏功し、2016年度以降はプラス推移となる見通し。
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