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  矢野経済研究所 / 酒類市場に関する調査結果を公表
 2015年6月30日

       矢野経済研究所は「酒類市場に関する調査結果2015」をこのほど公表した。調査期間は2015年3〜5月。調査対象は酒類メーカー各社、卸。調査結果の概要は下記の通り。

 国内の酒類市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、2013年度が前年度比100.2%の3兆6,301億円。2014年度は同99.3%の3兆6,054億円の見込み。2013年度は市場が拡大したものの、2014年2〜3月にかけて消費税増税前の駆け込み需要があったためであり、実質的にはマイナス成長とみる。2014年度は、駆け込み需要の影響が4〜6月頃まで残ったことで消費が低迷し、夏場も天候不順に見舞われたことで全体の動きが鈍かったため微減を見込む。

 また、糖質やカロリー、プリン体、甘味料などをカットした商品が、ビール類や清酒、低アルコール飲料など多くの酒類カテゴリーから登場し、消費者の支持を得ている。ビール類では、発泡酒で糖質ゼロ、プリン体ゼロを訴求した商品をビールメーカー各社が投入し、市場拡大の要因になったとみる。ノンアルコールビールテイスト飲料からはトクホ飲料や機能性表示食品が登場するなど、健康をキーにした商品訴求が広がりを見せている。

 矢野経済研究所のホームページは こちら
   

 


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